「別れがあったから俺らは出会えた」
学生時代から組んでいたバンドが解散し居場所を失ったような気持ちの宙(そら)は、たまたま足を運んだライブで、一時期同じ中学にいた先輩の環(たまき)と再会する。
この声、知ってる――よみがえる10年前の鮮烈な記憶。彼が立つこの柵の先に、光の中に、自分も行きたい――。
思い切って声をかけた宙は、サポートドラムとして環のバンドに加わる。
さらには、環の部屋にも居候することになり…!?
銀河の果て、孤独を抱えた惑星たちは、音に呼ばれてまた巡り合う。
再会から始まるバンドマンの恋!